日台芸術交流展(作品集)

 9月13日(日)〜22日(火・祝)、瀬戸内市立美術館ギャラリーで開催された「日台芸術交流展 −「陶」と「彫」−」、会場へお越しいただけなかった方のために、また、備忘録として、全作品の紹介をさせていただきます。

🇹🇼 書『不貳過』
鍾 士勇[屏東國際青年商會 首任會長(初代会長)]

過ちを貳(ふたたび)せず 《論語 雍也第六の三》
同じ過ちを二度と繰り返すようなことはしない。


🇯🇵 −「陶」− 備前焼『透かし紋人面二口花器』
藤原 雄[備前青年会議所 第4代理事長・人間国宝]
【在籍】1967〜1972

1932 岡山県備前市穂浪生まれ
1955 父・藤原啓(人間国宝)の元で作陶を始める
1961 日本工芸会正会員 認定
1967 備前青年会議所 入会
1970 備前青年会議所 第4代理事長就任
1972 備前青年会議所 卒業
1973 金重陶陽賞 受賞
1980 岡山県指定重要無形文化財保持者 認定
1984 山陽新聞賞(文化功労)受賞
1985 紺綬褒章 受章
1988 日本工芸会中国支部 幹事長就任
1996 国指定重要無形文化財保持者(人間国宝)認定
2001 逝去

🇹🇼 −「彫」− 鉄彫『思』
曾 煜譡[屏東國際青年商會 2020年度会長]

呼應不二過的精神,靜心思考,在任何事情上歷練,思考,成長

立ち入ることのできない精神に呼応し、静かに考え、何でも経験し、また考え、成長する


🇯🇵 −「陶」− 備前焼『広口花器』
森 敏彰[備前青年会議所 第54代理事長(2020年度)]
【在籍】2015〜

1982 岡山県備前市伊部生まれ
2006 岡山県備前陶芸センター 修了
     備前焼窯元 宝山窯にて作陶を始める
2007 岡山県美術展覧会 初入選
2009 長三賞現代陶芸展ビエンナーレ 入選
2011 東日本復興支援チャリティ「from○bizen」開催
2014 陶芸家3名によるアメリカ横断陶芸旅「備前焼 CARAVAN」
2015 備前青年会議所 入会
     グループ展「THE POWER OF BIZEN」(イギリス)開催
     「Oxford Anagama Kiln Project」(イギリス)参画
2020 備前青年会議所 第54代理事長就任
     台日藝術交流 在屏東(台湾)出品
     現在に至る

🇯🇵 −「陶」− 備前焼『扁壷』
山本 雄一[備前JCシニアクラブ名誉会員・岡山県指定重要無形文化財保持者]
【在籍】1967〜1975

1935 岡山県備前市伊部生まれ
1959 父・山本陶秀(人間国宝)の元で作陶を始める
1962 独立
1967 備前青年会議所 入会
     日本工芸会正会員 認定
1968 備前焼で初めてガス窯を導入
1975 備前青年会議所 卒業
1977 金重陶陽賞 受賞
1992 山陽新聞賞(文化功労)受賞
1995 『備前焼の技法「伝統と創造」』出版
1996 岡山県指定重要無形文化財保持者 認定
1998 紺綬褒章 受章
     現在に至る

🇹🇼 −「彫」− 鉄彫『舞者』(ダンサーシリーズ)
曾 煜譡[屏東國際青年商會 2020年度会長]

『鉄』  学芸員/陳俊雄

 台湾の高雄には昔から「黒手アーティスト」(黒手:各領域にて 専門の修繕技術を持つ者)が存在しているが、「黒手」という言葉 は一般的にマイナスに捉えられる。しかし、現代の同質性の高い芸 術分野では、このような体制外のクリエーターたちによる芸術作品 は、時代を牽引する重要な役割を担うことになる。

 芸術作品を鑑賞するとき、作者の経歴などが分かると、材質の選用・造形や色の表現など、さらには作品の本質も理解できるように なる。鉄工場で育ったアーティストである曾煜譡、今回出展される 鋼の彫刻作品は、「ダンサー」シリーズや「ムエタイ」シリーズがある。

 「ダンサー」シリーズは、不完全な美を表す。欠けるところは水 墨画の空白のように、観客に不完全な部分に隠れる広い意味を考えさせ想像させる。

 「ムエタイ」シリーズは、ムエタイの特徴である知恵や計略・技 術・気合や精神力など、鋼の材質によってムエタイが持つ内面的な 柔軟性を表現する。このシリーズの作品は、ムエタイの暴力的な要素が見えず、技術や気合から引出された優雅さを感じる。

 曾煜譡の作品に共存する強さや柔軟さは、ともすると彼の仕事の 中から覗けるかもしれない。金属の鍛造には、美学センスと知性、 伝統技術を現代に繋ぐ能力が必要である。作品の中に現れる衝突感 は、鉄工の強さや造形の繊細さによるもの。暴力的に見られるムエ タイでも、タイの伝統古典劇や舞踏などを取り入れているといわれる。

🇯🇵 −「陶」− 備前焼『壺』
森 泰司[備前JCシニアクラブ名誉会員・備前市指定無形文化財保持者]
【在籍】1980〜1987

1947 岡山県備前市伊部生まれ
1967 岡山県備前陶芸センター 修了
1979 中日国際陶芸展 奨励賞受賞
1980 備前青年会議所 入会
1981 日本工芸会正会員 認定
1987 備前青年会議所 卒業
1999 陶芸ビエンナーレ‘99 グランプリ受賞
2000 第1回岡山芸術文化賞 グランプリ受賞
2005 金重陶陽賞受賞
2012 山陽新聞賞(文化功労)受賞
2013 備前市指定無形文化財保持者 認定
2019 伝統的工芸品産業功労賞 経済産業省大臣表彰
     現在に至る

🇹🇼 −「彫」− 立体彫塑『蘊育』
林 壽山

以 一種奇異的.呼吸的.和觸摸的言說方式, 向觀者呈現出內在的精神矛盾。隱喻 人就像一只老蚌,因隱忍.沈潛.修練, オ能蘊育出 璀璨美麗的珍珠。

 奇妙な、呼吸や触れることによる伝え方を通じて、 観る者に内面的な精神の矛盾を表現する。 人間も老いた貝のように、 潜ったり我慢したり修行を経れば、 美しい真珠を産み出せる。

🇯🇵 −「陶」− 備前焼『花入』『金彩香炉』
日幡 寿[備前JCシニアクラブ名誉会員]
【在籍】1981〜1992

1952 岡山県備前市伊部生まれ
1979 岡山県備前陶芸センター 修了
1981 備前青年会議所 入会
     岡山県美術展覧会 初入選
     日本伝統工芸中国支部展 初入選
1983 中日国際陶芸展 初入選
1987 中国・景徳鎮にて作陶
1988 一水会展 初入選
1992 備前青年会議所 卒業
2007 岡山県備前焼陶友会 理事就任
2011 備前焼伝統工芸士 認定
2017 伝統的工芸品産業功労賞 中国経済産業局長表彰
     現在に至る

🇹🇼 −「彫」− 立体彫塑『有心自圓満』
林 壽山

用 手感化來塑造,有一種直接生動和原發的魅カ, 作品的左.右兩辺不同材質的感覺,暗示 雖是不同的意識形態的兩者, 只要誠意夠,就能融合成一團的完美。

手によって作り上げることは、生き生きとする オリジナルの魅力がある。 作品の左と右は材質が違うと感じるが、 異なる価値観を持つ両者でも、 心を込めば完璧に一つになれることを意味する。

🇯🇵 −「陶」− 備前焼『緋襷扁花器』
小橋 俊允[備前JCシニアクラブ会員・備前青年会議所 第48代理事長]
【在籍】2002〜2017

1977 岡山県備前市伊部生まれ
1999 大阪芸術大学付属美術専門学校 卒業
2001 岡山県備前陶芸センター 修了
     夢幻庵備前焼工房にて作陶を始める
2002 備前青年会議所 入会
2005 完全地下式穴窯を築窯
2006 初窯
2012 黒備前を手掛ける
2014 備前青年会議所 第48代理事長就任
2015 岡山県美術展覧会 初入選
2017 備前青年会議所 卒業
2020 台日藝術交流 在屏東(台湾)出品
     現在に至る

🇹🇼 −「彫」− 立体彫塑『母の愛』
黃 宏茂

透過流暢的造型變化與缐條運用, 來表現母親照顧不良於行的兒子, 雕塑出最具靈動的特質, 忠實地將偉大母愛 表現出來。

 滑らかに造形を変化させラインを活用し、 母が足の不自由な息子を世話する様子を表現する。 生き生きとする特徴を彫刻によって、 忠実に偉大なる母の愛を表す。

🇯🇵 −「陶」− 備前焼『広口花器』
小橋 俊允[備前JCシニアクラブ会員・備前青年会議所 第48代理事長]
【在籍】2002〜2017

🇹🇼 −「彫」− 立体彫塑『家族』
黃 宏茂

在自然主義的半抽象造型中, 表達了作者的內涵與對家庭的濃烈關懷。 以理性中又帶有律動的純粹與簡化技法, 來詮釋雕塑中的生命感受。

 自然主義で半抽象的な造形によって、 作者の内面的な知性及び家族への深い思いを伝える。 合理的でありながらリズム感のある、 純粋かつシンプルな技法を用いて、 彫刻から感じた生命力を表現する。

🇯🇵 −「陶」− 備前焼『大徳利』
木村 宏造[備前JCシニアクラブ名誉会員・備前青年会議所 第14代理事長]
【在籍】1971〜1981

1941 岡山県備前市伊部生まれ
1965 備前焼窯元 一陽窯で作陶を始める
1971 備前青年会議所 入会
     第1回日本陶芸展 初入選
1980 備前青年会議所 第14代理事長就任
1981 備前青年会議所 卒業
1987 岡山大学教育学部 陶芸講師
1989 備前焼窯元 一陽窯 窯主となる
2011 岡山県備前焼陶友会 理事長就任(〜2019)
     備前焼伝統工芸士 認定
2013 伝統的工芸品産業功労賞 経済産業省大臣表彰
2015 瑞宝単光章 受章
     現在に至る

🇹🇼 −「彫」− 鉄彫『泰拳・擋腿』(ムエタイシリーズ)
曾 煜譡[屏東國際青年商會 2020年度会長]

🇯🇵 −「陶」− 備前焼『緋襷花器』
柴岡 紘一[備前JCシニアクラブ名誉会員・備前市指定無形文化財保持者]
【在籍】1977〜1981

1941 岡山県備前市伊部生まれ
1967 岡山県備前陶芸センター 修了
     伊勢﨑満・淳に師事
1971 登窯を築窯し独立
1975 日本工芸会正会員 認定
1977 備前青年会議所 入会
     第4回日本陶芸展 初入選
1981 備前青年会議所 卒業
1987 通産大臣奨励賞 受賞
1998 金重陶陽賞 受賞
2009 山陽新聞賞(文化功労)受賞
2013 備前市指定無形文化財保持者 認定
     現在に至る

🇹🇼 −「彫」− 鉄彫『泰拳・前蹬』(ムエタイシリーズ)
曾 煜譡[屏東國際青年商會 2020年度会長]

🇯🇵 −「陶」− 備前焼『寿 四季 (万葉仮名)透花器』
武用 君彦[備前JCシニアクラブ名誉会員・備前青年会議所 第19代理事長]
【在籍】1980〜1987

1947 岡山県備前市香登生まれ
     同志社大学在学中より陶芸の道に進む
     岡山県指定重要無形文化財保持者 二代 藤原楽山に師事
1978 瀬戸内市長船町に築窯し独立
1980 備前青年会議所 入会
1985 備前青年会議所 第19代理事長就任
1987 備前青年会議所 卒業
2001 北京市国立首都博物館(中国)にて個展
     天津市芸術博物館(中国)にて個展
2006 BUYO BIZEN Arts (アメリカ合衆国商務省認可)をニューヨーク州に設立
     現在に至る

🇹🇼 −「彫」− 鉄彫『泰拳・膝撞』(ムエタイシリーズ)
曾 煜譡[屏東國際青年商會 2020年度会長]

🇯🇵 −「陶」− 備前焼『火襷広口花器』
山本 竜一[備前JCシニアクラブ会員・備前青年会議所 第36代理事長]
【在籍】1993〜2004

1964 岡山県備前市伊部生まれ
1989 祖父・山本陶秀(人間国宝)、父・山本雄一の元で作陶を始める
1992 独立
1993 備前青年会議所 入会
1994 日本橋三越本店にて初個展
2002 備前青年会議所 第36代理事長就任
     岡山県美術展覧会 委嘱
     日本工芸会正会員 認定
2004 備前青年会議所 卒業
     日本伝統工芸中国支部展 山陽新聞社賞受賞
2015 岡山県備前焼陶友会 副理事長就任
     現在に至る

🇯🇵 −「陶」− 備前焼『手捻り霊獣宝瓶 −龍・鳳凰・麒麟・貘・犀−』
森 敏彰[備前青年会議所 第54代理事長(2020年度)]
【在籍】2015〜

🇹🇼 −「彫」− 鉄彫『泰拳・側踢』(ムエタイシリーズ)
曾 煜譡[屏東國際青年商會 2020年度会長]

🇯🇵 −「電」− 絵『鯉』/立体造形『鮫』
森岡 賢一[備前青年会議所 2020年度 外部監事]
アポロちぇ〜ん吉永店(有限会社 森岡電機)
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🇹🇼 −「彫」− 鉄彫『泰拳・低埽』(ムエタイシリーズ)
曾 煜譡[屏東國際青年商會 2020年度会長]

🇯🇵 写真
『駆ける少女』(2019年 第67回二科会写真部展 入選)
『宵の花筏』(2017年 第8回まいられぇ岡山神社仏閣を巡るフォトコンテスト 佳作)
『幻影』
『激突』(令和元年度 備前市美術展覧会 市長賞)
『暖簾をめくって』
『突入』(2019年 第44回「視点」全国公募写真展 入選)

高取 宏樹[備前JCシニアクラブ会員]

 2011年、社団法人 備前青年会議所 総務広報委員会 委員長(当時)として一眼レフカメラを購入。以降、人物・スポーツ・鉄道・風景・鳥など様々な被写体を撮影し、様々なフォトコンテストに応募する。

 現在、学校法人みつ朝日学園 朝日塾中等教育学校で地理を教える傍ら、Asahijuku Camera Teamの顧問として撮影指導を行い、多くの生徒をフォトコンテストに入賞させる。

🇯🇵 写真/書籍『昭和街道』
武部 将治[備前JCシニアクラブ会員]
廃墟と辺境の旅写真サイト「ムサシノ工務店」主宰

 鉱山会社に勤務。仕事の合間を縫って、廃墟や産業遺産巡り、古い街並み巡りを楽しんでいる。自分の好きな風景を撮るために、カメラを小脇に抱えて、今日もどこかの辺境を彷徨う。

 廃墟と産業遺産を巡る写真集を制作。近年では、廃墟や鉱山、戦跡、廃線、廃車両などに関する執筆活動や写真提供なども行っている。

🇯🇵 −「陶」− インスタレーション『universe』
森 敏彰[備前青年会議所 第54代理事長(2020年度)]
【在籍】2015〜

協力:現代アート作家 山形 忠正(備人会

 備前焼カケラアートワークショップも開催。インスタレーション『universe』の作品内に散らばる陶片を選び、マーカーでペイントして、アートに参加する企画です。ペイントした陶片は、作品の中に戻すことも、持ち帰ることも可能。多くの子どもたちが参加してくれました。

総務広報委員会 大饗 唯善 委員長(大饗工業 株式会社)がペイントした備前焼カケラアート。なかなかのセンスをお持ちのようです。

 展覧会となると子供たちが退屈しそう。大人だけでなく、子供たちも楽しめる展覧会にと、アイデアを出し合い、形にした結果、みんなで楽しむことのできるものとなりました。ここから未来の芸術家が誕生すると嬉しいですね。

日台芸術交流(9月度例会・開幕式)
日台芸術交流(Asahijuku Camera Team 写真展)

活動エリア

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